子連れで飛行機に乗るとき、「子供が快適に過ごせるか」「長時間のフライトでぐずらないか」など、不安に思うことが多いですよね。
特に、足をぶらぶらさせたままの状態では疲れやすく、眠りにくくなることも。
また、小さい子供はシートと前の席の間に落ちてしまう心配も有ります。
そんなときに役立つのが「フットレスト」です。
フットレストを使うことで、子供の足をしっかり支え、落ちる心配もなく、子供も親もより快適に過ごし、旅行を楽しめるようになります。
この記事では、飛行機で使えるフットレストの種類や選び方、実際に使った体験談を交えながら、おすすめアイテムをご紹介します。
フットレストの種類と選び方
飛行機で使えるフットレストには、大きく分けて「スーツケースタイプ」と「エアクッションタイプ」の2種類があります。
それぞれの特徴を理解し、お子様の年齢や旅行スタイルに合わせて選びましょう。
1. スーツケースタイプ
特徴
荷物を収納することが出来るスーツケースとしても使用可能で、飛行機内ではフットレストとして使用することが可能です。また、商品の仕様によっては子供を乗せて移動することが出来ます。子供が成長してきた際には、子供用のスーツケースとして使用するのにもちょうどいいサイズ感です。
メリット
- エアクッションタイプのように使用するとき以外はスーツケースとして使用できる
- フットレストとして活用でき、長時間フライトでも快適
- エアクッションタイプより安定していて使い心地が良い
- デザイン性が高い
- 膨らませる手間や時間がかからない
デメリット
- サイズが大きく、家での収納場所をとる
- 価格が高め
- 使用できるのは主に子供のみ
2. エアクッションタイプ
エアクッションタイプの特徴としては、空気を入れて膨らませるクッション型フットレストのため、軽量で持ち運びが簡単にできるところです。また、空気の量で高さ調整が可能なため、お子様の成長に合わせて足元の高さを変更することが出来ます。
メリット
- 収納時はコンパクトで持ち運びやすい
- 高さ調整ができ、子供だけでなく大人も使える
- 比較的リーズナブルな価格
デメリット
- 空気を入れる手間や時間がかかる
- 耐久性はスーツケースタイプより低め
- 少し柔らかいのでスーツケースタイプに比べて安定性に欠ける
フットレストが活躍するシーン
実際にフットレストをどんなシーンで役立つのかを説明していきます。
1. 長時間フライトでのリラックス
長時間のフライトでは、足をぶらぶらさせていると疲れてきますよね。
子供もこれは同じで、足をフットレストにおいて安定させることで移動時間に疲れにくくなります。
2. 子供の寝床として活用
シートと前席の間のスペースに、フットレストを置いてベッドのように使うことが出来ます。
よほど疲れていたり眠たければ、リクライニングを倒して座ったままでも寝ることが出来ますが、乳児や幼児は体を横に倒して寝たがります。
その際にフットレストで寝るスペースを広げてあげることで、横になって長時間安定して寝ることが出来ます。

フットレストなしで子供が横になって寝るとどうなると思いますか?
親のスペースを使ったり、親の脚の上に頭や足をのせてでも横になって寝るんです。
30分ほどでしたら耐えられますが、1時間を超えてくるととてもツラかったです。
子供に当たらないように狭いスペースに座っているのも、頭や足を長時間乗せられて重さから自分の脚がしびれてくるのも...
目的地に着くころには子供は元気になっていましたが、親は疲労が溜まってストレスフルでした。
3. 親も快適に過ごせる
フットレストがあれば親も快適に過ごすことが出来ます。
子供と一緒に足を置かせてもらって、自分も体制を変えてリラックスして過ごすことが出来ます。
フライト中に足の位置を高くすることで、むくみ予防にもなり疲労感が蓄積せず快適ですよ。
また、子供がシートから落ちる心配をすることがないので、親もリラックスして眠ったり動画などのサービスを楽しみながら過ごすことが出来ます。
おすすめのフットレスト
ここからは、実際に購入して使用しているものと、使いやすいと評判のフットレストをいくつかご紹介します。
スーツケースタイプ
まずは空気を入れる手間のかからないスーツケースタイプです。
1. STOKKE『ジェットキッズ バイ ストッケ』
- スーツケース、ライドオン、ベッドの3役をこなす
- 高級感のあるデザイン
- 子供が自分で引っ張ることも可能

2. MUUHOO『キッズキャリーケース』
- 収納力抜群で旅行時の荷物を整理しやすい
- キャスター付きで子供を乗せて移動可能
- 飛行機の座席でベッドとしても使用可能

エアクッションタイプ
つぎに、コンパクトに収納でき持ち運びに困らないエアクッションタイプです。
3. HOMCA『フットレスト』
- 3段階の高さ調整が可能
- 軽量で持ち運びやすい
- 大人も使用可能

4. IFLY『飛行機 フットレスト』
- 様々なシーンで活躍
- 収納時はコンパクト
- 旅行だけでなく、車移動やオフィスでも使用可能


我が家で購入して使用しているのは、この商品です。
高さ調節が簡単に出来るのがとても使い勝手がよく気に入っています。
初めは子供用に1つ購入して使ってみたところ、私も欲しくなり、大人用としてももう一つ買い足し、イタリアへの長時間フライトの際はとても助けられました。
約3年程使用していますが、空気が漏れたりなどの劣化もまだなく問題なく使用し続けることが出来ています。
5. VanFn『フットレスト』
- 高さ調整が自由にできる
- クッション性があり、快適な使用感
- 飛行機の座席下にぴったり収まるサイズ

フットレストを使用する際の注意点
実際にフットレストを使用する際にはいくつか注意点が必要です。
- 航空会社の規定を確認する
- 一部の航空会社では、使用が制限されている場合があります。事前に確認しておきましょう。
- 使用可能な航空会社や機体でも、使用が制限されている時間がありますので事前に確認しておきましょう。(多くの航空会社は離陸時と着陸時は使用が出来ません。)
- 使用が制限されていない位置のシートを手配する。(非常口の前の席などでは使用できません。このような席では足元に荷物等を置くことすら制限されています)
- 周囲への配慮を忘れずに
- フットレストの使用時に周囲の乗客に迷惑がかからないようにしましょう。(隣に座る乗客の迷惑になるようであれば、乗務員から使用をやめるように言われることも有ります。また通路にフットレストがはみ出して、通路をふさぐことが無いように注意して使用しましょう。)
- 膨らませる手間を考慮する
- エアクッションタイプを使用する場合、機内で膨らませる手間を考慮しておきましょう。実際に家で試してみて、どうしても難しいようでしたら手動ポンプなどを持参すると便利です。

我が家では、飛行機にのってからいつエアクッションタイプのタイプのフットレストを設置するか事前に話し合い、飛行機に乗り込んでからどこに仮置きしておくかなどを決めておいたので、飛行機に乗り込んで子供の面倒を見ながらバタバタした中でもスムーズに活用できました。
また、実際に夫婦どちらでも膨らませたり、空気の量を調節して高さ調整するように事前に練習していったので、設置に関しても困りませんでした。
まとめ
飛行機での子連れ旅行を快適にするために、フットレストはとても役立つアイテムです。
スーツケースタイプとエアクッションタイプの2種類があり、それぞれメリット・デメリットがあるため、お子様の年齢や旅行スタイルに合わせて選びましょう。
フットレストを活用することで、子供の快適性が向上し、ぐずる時間が減るだけでなく、大人もリラックスして過ごせる時間が増えます。
ぜひ、お子様との楽しい旅行のために取り入れてみてください!
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